「会社の電話が怖い」の正体はただの準備不足。あえて「電話番」になって社内ポジションを確立する方法【守りと対策編】

「会社の電話が怖い」の正体はただの準備不足。あえて「電話番」になって社内ポジションを確立する方法【守りと対策編】 テレアポ
前回は「テレアポで売れない新人こそ、自分を守るために受電を取れ」という話をしました。 メリットは頭では分かった。でも、体が動かない。 「やっぱり、知らない人からの電話に出るのは怖い」 その気持ちは正常です。 今の若い世代は、固定電話(家電)がない家庭で育ち、スマホで「誰からか分かった状態」でしか通話をしてこなかった人が多いからです。 しかし、この「恐怖」の正体は、実は「慣れ」の問題ではありません。 「ただの情報の準備不足」です。 今回は、あなたの「電話恐怖症」を物理的に消し去るための「ズルい準備」と、あえて電話番になることで社内で重宝される「ゲートキーパー(門番)戦略」について解説します。
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1. 恐怖の正体は「誰がどこにいるか分からない」こと

電話が鳴った瞬間、あなたの脳内はパニックになっています。 「〇〇さんいますか?って言われても、〇〇さんが誰かわからない! 席がどこかもわからない!」 これでは怖くて当然です。 逆に言えば、「カンニングペーパー」さえあれば、恐怖は9割消えます。

明日やるべき「物理的対策」

デスクのPCモニターの横に、以下の2つを物理的に貼ってください。
  1. 座席表(内線番号表): 「誰がどこに座っているか」が一目で分かる図。
  2. 役職者・重要顧客リスト: 「社長の名前」「よくかかってくる取引先の名前」のリスト。
もし会社に座席表がないなら、自分で手書きで作ってください。 「えーっと、〇〇さんは……あ、右奥ですね!」と、目で見て指差し確認ができれば、脳のメモリを使わずに済みます。 「分からない」から怖いのです。「見れば分かる」状態にしておけば、電話はただの反射神経ゲームに変わります。

2. 「もしVIP相手に失礼があったら…」への処方箋

もう一つの恐怖は、「偉い人からの電話だったらどうしよう」というプレッシャーです。 これに対する解決策はシンプルです。 「新人は失礼があって当たり前」という開き直りと、「最強の免罪符フレーズ」を持つことです。 電話に出た瞬間、相手が偉そうな口調だったり、急いでいる様子だったりしたら、すぐにこう言ってください。

「大変申し訳ございません。私、新人のため、失礼がないようにお名前をもう一度お伺いしてもよろしいでしょうか?」

「私、新人なんです(だから大目に見てね)」 このカードを堂々と切ってください。 自分で「新人」と宣言した相手に対して、本気で怒鳴り散らす大人はそうそういません。 「ああ、新人さんね。俺は〇〇工業の田中だよ」と、逆に優しく教えてくれるケースがほとんどです。

3. 雑用係ではない。「情報のゲートキーパー」になれ

最後に、電話番をすることの「社内政治的メリット」をお伝えします。 「電話番なんて、誰でもできる雑用係だ」と思っていませんか? 違います。 会社の電話を一番多く取る人は、「社内の情報の流れを一番知っている人(ゲートキーパー)」になれるのです。
× ただの電話番
「電話が鳴るから仕方なく出る人」
〇 ゲートキーパー
「〇〇部長には、毎朝10時にA社から電話が来る」「B先輩は、C社との折り返し待ちをしている」と把握している人。
このポジションを確立すると、思わぬ副産物(メリット)が転がり込んできます。

先輩からの「おこぼれ」と「機密情報」

いつも電話を取り次いでいると、忙しい先輩社員から感謝され、信頼されます。 するとどうなるか?
  • おこぼれ案件: 「俺は忙しくて手が回らないから、この小さい案件、お前やってみる?」と、棚ぼたで仕事が回ってくる。
  • 機密情報の入手: 「〇〇さんが辞めるらしい」「来月から新しいプロジェクトが動くらしい」といった、電話口でしか分からない重要情報が耳に入ってくる。
てるる
てるる

ちなみに筆者はこういう地道なことをして、前職ではまだ経理しか知らなかった会社が倒産するという情報を3か月前から入手し、準備を進めていました。

テレアポの成績が悪くても、「あいつは社内の状況をよく分かっている」「あいつに聞けば履歴が分かる」という信頼があれば、会社での居場所は盤石になります。 電話に出ることは、ただの雑用ではありません。 情報を握り、先輩を味方につけ、美味しい案件を回してもらうための「高度な政治活動」なのです。

まとめ:恐怖は「準備」で消せる

今回のポイントをまとめます。
  1. 恐怖の原因は「誰か分からない」から。「座席表」を自作して貼れ。
  2. VIPが怖いなら「私、新人のため」と先に宣言してハードルを下げる。
  3. 電話に出ることで、おこぼれと情報を握る「ゲートキーパー」の地位を築く。
「電話が怖い」と震えているうちは、電話に使われています。 準備をして、マニュアルを作って、自分を守るための「道具」として電話を利用してください。 これにて、全2回の「会社電話(受電)攻略シリーズ」は完結です。 「攻めの受電(メリット)」と「守りの受電(対策)」の両方を装備したあなたは、もう受話器の前でビクビクする必要はありません。 明日から、ワンコール目で受話器を取るあなたの姿が変わっていることを期待しています。

電話への恐怖克服に関するよくある質問

Q. 緊張して声が震えてしまいます。

A. 焦ると声が高くなり、震えやすくなります。 コツは、「受話器を取る前に一度息を吐く」こと、そして「意識して低い声でゆっくり喋る」ことです。「お電話ありがとうございます(低音)」と落ち着いて話し出すだけで、自分自身も冷静になれます。

Q. 相手の会社名や名前が難しくて漢字が分かりません。

A. 漢字を考えようとするからパニックになります。 電話中はすべて「カタカナ」でメモしてください。「カブシキガイシャ ギョウジ」のように音だけでメモを取り、電話を切った後にネットで検索したり社員名簿で確認すればOKです。その場での正解率は捨てて、スピード重視でいきましょう。

Q. 取り次ぎでミスをして怒られるのが怖いです。

A. 保留ボタンを押し間違えて切ってしまった……誰でも一度はやるミスです。 大事なのはその後の対応です。「すみません、間違えて切ってしまいました」と正直に上司に報告すれば、大抵は「次は気をつけろよ」で終わります。 一番怖いのは「隠すこと」です。ミスは新人の特権だと思って、正直に報告しましょう。

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